体育

誰でも簡単!逆上がりができる3つのステップ!

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小学校の冬の体育で避けて通ることができないのが「鉄棒」

 

その中でも「逆上がり」は昔も今も小学生にとっての「鬼門」として名高いですよね。

皆さんや、あるいは皆さんのお子様たちも逆上がりに苦労されているのではないでしょうか。

 

かくいう私も逆上がりには随分と苦労してきました。

補助坂を使ってみたり、手がすりむけるまで練習してみたり・・・。

 

教師から言われるコツも毎回同じ言葉ばかり・・・。

 

しまいには、「できるまで頑張れ!」なんて言われて絶望した記憶があります。

 

しかし、逆上がりはきちんとステップを踏んでいてけば誰にでもできるようになるのです。

その習得のステップを無視してしまっているから苦しんでいるだけなのです。

 

今回は、誰でも3つのステップで逆上がりができるようになる方法をお伝えします。

 

実際に子供たちに教えたところ、全ての子が逆上がりを習得できました!

私自身も小学生の時にこの方法を教わっていれば、、、と思いました。

目次

必要な力は鉄棒に2秒ぶら下がれる腕力だけ!

まず始めに、今回の方法を使うにあたって必要な力について説明します。

 

その力はたった一つ、「鉄棒に2秒間ぶら下がれる腕力」これだけです。

 

2秒ぶら下がれる腕力さえあれば、誰でも逆上がりができるようになりますのでご安心ください。

今まで見てきた子たちの中で、95%以上の子供たちが2秒間ぶら下がることができています。

 

ちなみに、もしも2秒ぶら下がるのが難しい場合は、鉄棒よりも先に、ジャングルジムや雲梯などを使って、ぶら下がったり腕を使ったりする遊びをたくさん経験させてあげてください。

 

遊びを通して筋力と感覚を育てることで、すぐに2秒以上ぶら下がれるようになりますから、もしも今できなくても悲観的にならず、長い目で見てあげてくださいね。

 

逆上がりをマスターする3つのステップ

では、次の項から実際に逆上がりをマスターするための3つのステップをご紹介していきます。

 

この3つのステップを実践するうえで、一つだけ守っていただきたいことがあります。

 

それは、必ず1段階ずつマスターしてから次のステップに進むことです。

 

1回できたからOK、とか何となくできるようになった感じがするからOKではダメなのです。

100回やれば100回同じ精度で出来なくてはマスターしたとはいえません。

 

とはいっても、そんなに厳しくチェックして訓練みたいにやっても子供が辛いだけなので、「適当に流さない」ということだけ頭に入れて、後はとにかく楽しくやることを心がけましょう。

 

鉄棒は、どんなにできるようになっても楽しくないと嫌いになります。

 

ある学校で、逆上がりができない子に対して、教師が居残りもさせて、何度も何度も熱心に練習を繰り返させてやっと逆上がりができるようになった子がいたそうです。

 

教師は大層喜び、その感動をその子と共有しようとしたら、その子が発した第一声が「やった!もう鉄棒をやらなくて済む!」だったそうです。

 

これでは本末転倒ですよね。

 

できる喜びを知り、取り組む喜びへつなげていくことを周囲の大人たちは忘れてはいけないのです。

 

では、前書きはこの辺りにして、本題の3つのステップに入っていきましょう。

 

ステップ①片方のももを鉄棒につける

まず初めに、鉄棒を順手・逆手・互い違いのどのように持ってもいいので、自分が一番安定する・力が入りやすいと思う持ち方で持ちます。

 

※小学校では安全面から順手で持つことを指導される場合が多いようですが、一人一人回りやすい持ち方があります。最初は回りやすい持ち方から始めるのがよいでしょう。

 

その後、逆上がりをするのと同じように足を上げていきますが、このとき一番上までは上げず、どちらか片方の足のももを鉄棒にくっつけるようにして上げていきます。

 

また、この時のポイントは肘を伸ばさないことです。

 

これは実際にやってみると分かりますが、意外と難しいものです。

 

まずはこれを繰り返し、安定して鉄棒にももをつけられるようになったら次のステップへと進みます。

 

ちなみに、最初はひざ頭しかつかない子がほとんどだと思います。

最初はそれでもよいので、徐々にももがつくように練習を繰り返しましょう。

 


 

ステップ②「タン、タン」のリズムで順番に両足のももを鉄棒につける

片足のももが鉄棒につけられるようになったら、次は「タン、タン」のリズムで右・左(左・右)の順番でももを鉄棒につけていきます。

 

これはほんの一瞬ずつしかつかない子も多いと思いますが、最初はそれでOKです。

とにかくできているところを具体的にほめて、次のステップへとつなげていきましょう。

 

ここで「タン、タン」(1・2)のリズムで足を交互につけられるようになれば、ほぼ逆上がりはできたも同然です。

 

次のステップへ移った時に、今までとは顔の向きや体の回転軸が明らかに変わっていることに気づくことでしょう。

 

ステップ③両足のももを同時に鉄棒につける

最後は両足のももを同時に鉄棒につけるトレーニングです。

これができれば、その子の回転軸はもう出来上がっているといえます。

 

両足のももを鉄棒をつけるためには、勢いだけでなく、回転軸を鉄棒の近くに作らなければなりません。

というか、勢いだけでやろうとすると、逆にももが鉄棒から離れてつけることができません。

 

この段階をマスターすると、ゆっくり足を上げても両足のももを鉄棒につけることができるようになります。

 

ここまでできたら3つのステップは全てマスターです。

 

そのあとは自由に逆上がりに取り組ませてみてください。

こちらが何も教えたりしなくても、10分も練習すれば自然とできるようになります。

 

なぜかというと、この3つのステップを通して「回転軸」を身に付けているからです。

鉄棒に必要なのは「勢い」でも「腕力」でもなく「回転軸」なのです。

 

鉄棒が上手な人は勢いを付けなくてもきれいに回ることができていますよね?

その正体が「回転軸」なのです。

 

回転軸を鉄棒に近づけ、それぞれの体の動きと合わせて回ることで、小さな力で美しく回転できるようになるのです。

 

3つのステップさえ踏めば、小学生はもちろん、幼稚園児だって逆上がりに成功しています。

 

誰でもできる簡単な方法ですので、ぜひ試してみてください。

 

鉄棒関連アイテム

今は便利な時代で家の中でいつでも鉄棒が練習できるようになりました。

折り畳み式のものから安価で丈夫なものまで、ラインナップも豊富で非常に羨ましいですね。

 

時間の関係で遅い時間に外で練習することになり不安なご家庭や、近くに鉄棒がないご家庭では、こうした家庭用鉄棒を導入してみるのもおすすめです。

 

それほど高くないわりに鉄棒の上達度は目を見張るものがあるので、お買い得といえるでしょう。

やはり、どれだけ長い時間触るか、というのは上達への大切な要素といえます。

 

また、それ以外にも補助ベルトなど役立ちそうなものも紹介しておきますので、気になるものがあったらぜひご覧になってみてください。

 

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退勤定時マン@とき
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【定時退勤と授業力・教員のQOL向上を実現させるブログ】教師に特化したお金の話や教育に関する情報を発信していきます。定時退勤は目的ではなく手段。豊かな教員ライフの第一歩を踏み出しましょう!ICT活用や働き方改革、学級経営、授業改善から資産運用まで、教師に関わる情報を幅広く取り上げています。

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