こだわり行動や癇癪を静めるには〇〇させる!
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今回はこだわりや癇癪行動に対する対処方法の1つをご紹介します。
それは、「気を紛らわせること」。
一見すると、そんなことで?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがこれが思いのほか簡単である程度の効果が期待できるのです。
行動のレベルが極端に思い場合には対処が難しいですが、ちょっとしたこだわりや癇癪には対応できる方法です。
ぜひ試してみてください。
目次
対応できるのは軽いこだわり行動や癇癪
例えば、学校では以下のような場面が守備範囲となります。
・教室移動が嫌で専科の授業などに行かない時。
・朝会や集会がめんどくさくて参加しない時。
・勝負に負けて怒っている時。
・順番などで納得がいかず怒っている時。
・うまくいかなくて癇癪を起している時。など
家庭では以下のような場面が挙げられます。
・電車に乗り遅れて癇癪を起している時。
・遊びの終わりの時間を守れず怒っている時。
・遊びで負けて起こっている時。
などなど、理由が単純明快な場合のこだわり行動や癇癪に対して有効な方法です。
逆に、理由が複雑な場合や深い根のあるような問題の場合、一時的な効果は見られる可能性はありますが、それほど期待はできないでしょう。
お子さんの状態に合わせてこの方法を使ってください。
気を紛らわせることのメリット
冷静になる
こだわり行動や癇癪を起している時は、思考がその原因一色になっていて冷静ではありません。
そんな状態で、諭してみたり論理的に話をしたりしようとしてもほとんどの場合取り合ってくれません。
気を紛らわせることで、頭に血がのぼった状態から冷静さを取り戻すことができます。
更にうまくいけば、前向きな気持ちにさせることもできます。
そのあとにその原因について話し合うことで、冷静に話し合うことができ、今後に生かすことができます。
よくある失敗として、頭に血がのぼった子供に延々と説教をして、全く伝わらずに大人の方も血がのぼってしまう、という悪循環があります。
そうならないためにも、まずは思考を切り替えてあげるように意識して接していきましょう。
気を紛らわせる方法
ここからは、具体的に気を紛らわせる方法について紹介していきます。
中には、「こんな子供だましみたいな方法じゃ・・・」と思われるものもあるかもしれません。
しかし、意外と効果があったりします。
何といっても相手は子供ですからね。
子供が好きなものの話をさせる。
これは単純で手っ取り早いですが、効果が出やすい方法です。
例えば、負けて癇癪を起している子供に対して、全然関係なくこの話題を振るのです。
「この前教えてくれたスプラトゥーンの動画見てみたんだけどさ、あの緑色の武器、名前なんだったかな~思い出せなくてさ~わかる?」
みたいな感じで話しかけると、子供は「!」と反応して寄ってきます。
そして、得意げに話をしてくれます。
そうなったらしめたもの。
そのまま会話を盛り上げつつ、何も言わずに次に行くべき場所に行ったり、やるべきことを手渡しで行わせたりするのです。
ここでのポイントは、意識は好きなものの話に集中させることです。
そうすることで、気付いた時には次に進めていた、という状態にもっていくのです。
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また、もう1つのポイントとしては、「子供に話をさせる。」ということです。
こちらが子供の好きなことについてベラベラ話をするのではありません。
子供が好きなことについて、たくさん話したくなるように仕向けるのです。
前述の話しかけ方の例にあるように、少し疑問を含むような会話でスタートすると、自然に子供が話す方向へもっていくことができます。
周りにあるものについて話をする
これは低学年の方が効果が高い方法です。
というか、高学年以上にはあまり効果が期待できないかもしれません。
その場で視界に入るものについて、発見したことや疑問に思ったことを伝えるのです。
「あの葉っぱって何だかアンパンマンみたいな顔してない?」とか、
「何であんなところにフックが付いてるんだろうね?」などの身近ですぐ確認できるような内容の疑問をぶつけてみましょう。
チラッとみて、気になってくれると、近くに行ってみたり夢中で考えたりしてくれます。
ただし、あまりにも興味から外れているものを話題にしても効果が期待できません。
(例えば、虫が嫌いな子に目についた虫の話をするなど)
ある程度興味のある分野で話をするように意識しましょう。
別の遊びで興味を引く
これは少しリスクも含む方法ですが、何かすぐ出来て楽しめる遊びをするのも手段の1つです。
リズムがあって、スピード感のあるものが良いでしょう。
その方が、考える間もなく遊びに夢中になり、気を紛らわせることができます。
おすすめの遊びはキャッチゲームです。
道具が必要なく、やろうと思った瞬間に始めることができます。
スピード感やドキドキ感がありながらもルールは超単純なので、誰でも楽しむことができます。
ちょっと困ったときには、このゲームで気を紛らわせてみるのもいいでしょう。
ただし、勝敗がある場合、ある程度大人が空気を読んであげないと、勝ち負けのこだわりで癇癪を起してしまうリスクもありますのでご注意ください。
とにかく気を紛らわせる!!話はそれからだ!
頭に血がのぼった状態では、大人でも冷静に考えたり話したりすることはできませんよね。
子供ならなおさらそうです。
とにかく、第一に考えることは、その血がのぼる状態になった原因を一度忘れさせること。
気を紛らわせることで、そのことを頭から消し去るのです。
そして、十分に落ち着いたと思ってから、さり気なくそのことについて話をするとよいでしょう。
そうすることで、結果的に時間も短く、そして建設的な対話ができるようになります。
「押してダメなら引いてみよ」という古くから伝わる名言がありますが、そのエッセンスを取り入れた方法ともいえますね。
いろいろな方法を試してみて、お子さんに合ったものを見つけてください!
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