子供の持ち物、確認してますか?
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お子さんの筆箱の中に入っている文房具とその状態を何も見ずに答えられますか?
子供の持ち物には、学校生活の様子や学習に取り組む姿勢など、様々な情報のヒントが隠れています。
当たり前のように用意して見過ごしてしまいがちな子供の文房具、少し手に取って見てみてください。
目次
文房具は情報の宝庫
子供が毎日使うものにはその子の様子がありありと映し出されます。
文房具はその最たる例です。
学校に通っていて文房具を使わない日はありません。
子供にとって最も身近な存在の一つといっていいでしょう。
そんな文房具には、子供の生活スタイルが色濃く反映されています。
鉛筆の芯を全てとがらせ、向きまで揃えて完璧に整える子。
芯はほとんどなく、鉛筆が真っ黒に汚れている子。
小さくなってもう書くこともできないような鉛筆を、最後まで大事に使おうとしている子。
一つとして、同じ状態のものはありません。
それぞれが、その子自身の写し鏡となっているのです。
よくある筆箱の中身
ここからは、よく見られる筆箱の中身の状態について取り上げます。
あくまで一例、そして一般的に推測される様子なので、ここに書かれていることをそのままお子さんに当てはめるのではなく、「そういうところもあるのかも」という参考にしていただければ幸いです。
筆箱の中身が鉛筆の向き、芯のとがり具合まできっちり揃っている子
非常に几帳面なお子さんであることが多いです。
整理整頓ができるのは良いことですが、少しこだわりの強さが感じられる場合もあります。
キチキチと決まりきったことが好きなので、その場の臨機応変な対応や急な予定変更をストレスに感じることもあるでしょう。
この傾向が極端な場合、生活面でも融通の利かなさを感じる場合があるかもしれません。
(例:ルール絶対主義、完璧主義など)
筆箱の中身がぐちゃぐちゃ、物が揃っていない、無くなっている
整理整頓が苦手な場合が多いです。
日々の学校生活で配られるプリントや宿題もなくしてしまうことがあるでしょう。
また、学習にどれだけ集中して参加できているのかも少し心配されるところです。
使うべきものが使いやすいところにないと、学習への集中度が低下してしまいます。
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筆箱の中身が整理されていないと、何がどこにあるのか分からないので、いつの間にかなくして(本人はなくなっていた、と言うことが多いですが)しまうこともあるでしょう。
例えば、文字を書いていて間違えてしまい、いざ消しゴムで消そうと思った時に消しゴムがなくなっていることに気付く、ということがよく起こります。
そのままでは学習に集中できないので、家庭で一緒に整理整頓の練習をしてあげるとよいでしょう。
鉛筆に噛んだ跡がついていたり、消しゴムが異常なちぎれ方をしている
学習、あるいは生活において何かしらのストレスを抱えていると思われます。
鉛筆を噛む、消しゴムをちぎるなどの行為で自分が抱えているストレスを紛らわせています。
また、消しゴムに鉛筆等でグリグリと大きな穴をあけている場合もあります。
鉛筆の塗装がはがれるくらい噛み跡がついていたり、消しゴムが原型を留めていない場合、注意して子供の様子を観察する必要があります。
学校の先生やスクールカウンセラーの先生に相談し、授業や学校生活の様子を聞いてみる必要があるでしょう。
また、筆箱の中身についても話し、授業中等に噛む行為などが見られているのか、それはどの授業の時が多いのかなど、注意深くお子さんの様子を把握していくことが大切です。
中には、単に授業が暇だから刺激を欲して噛んでしまう子もいます。
(誤解を恐れずいうと、おしゃぶりに近い感覚です)
そのような場合は、鉛筆を噛む、消しゴムをちぎる以外の方法で、自分に刺激を与える方法を学ぶ必要があるでしょう。(指を小さく回す、ポケットにプチプチをしのばせておく、など)
学習の基本は形から!
よくスポーツなどで「形から入る」なんていう言葉が使われますが、学習は「形を整える」ところからスタートします。
きちっと整った筆箱、教科書、ノート。
これが揃っているからこそ、安心して、集中して学習に取り組むことができるのです。
学習に取り組もうと思っても、赤鉛筆がない、消しゴムがない、先のとがった鉛筆がなくて書きにくい、では学習に取り組めません。
1年生の頃は一緒に一つ一つ確認しながら準備していた学習用具も、いつしか子供に任せっきりになっていませんか?
子供に任せるのは悪いことではないですが、車検と同じように、時々お母さんがチェックしてあげることも大切です。
たかが文房具、されど文房具です。
一度、筆箱の中身を見てあげてみてくださいね。
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