「まぁいいか」では無理!勝ち負けの受け入れが上手になる方法とは?
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皆さんこんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日は勝ち負けの受け入れについてです。
よく、発達障害の子供への対応方法が書いた本などを見ると、「負けた時には『まぁいいか』」と言って気持ちを切り替える」などと書かれてますが、はっきり言ってそんなことができるなら初めから苦労しませんよね(^_^;)
今回は、「まぁいいか」ではない、勝ち負けと向き合うための方法をご紹介します!
ポイントは「素直な表現」と「モデリング」です!!
目次
負けたら悔しいのは当たり前!
まず、大前提として、「負けたら悔しい」のは当たり前の感情ですよね。
その気持ちを受け入れることなく、「まぁいいか」と目を逸らすのは大人だって難しいことです。
大人でさえ難しいのですから、子供にとっては至難の業です。
そのことをまずは理解してください。
そして、「負けたら悔しいのは当たり前だ」と子供の気持ちを受け入れるようにしましょう。
基本は素直な表現を!
負けたら悔しいのは当たり前なので、その感情に伴った行動を起こすのは当然といえます。
例えば、泣く、怒る、文句を言うなどが挙げられると思いますが、大人でもそうやってやるくらいなので、子供がやるのは当然と言えるでしょう。
なので、悔しいから何か行動を起こす、ということを抑え込みすぎないようにしてください。
他者に危害を与える、周囲に被害を及ぼすということがなければ、それほど心配しなくて良いかと思います。
ここでは扱いませんが、むしろ、負けても悔しがる姿を一切見せたりしない、冷酷とも思える反応をする子供の方が余程心配です。
大前提として、素直な反応はOK、と心がけるようにしましょう。
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モデリングで学習させる
負けたら悔しがって良いのです。
表現してもいいのです。
ただ、相手を傷つけたり、周囲に被害を及ぼしたりするなど、過剰に表現してしまうのが問題なのです。
過剰な表現(暴力的、攻撃的、超否定的など)を適切な表現に変えていくためには、親がその姿を見せてあげることが有効な方法です。
例えば、子供と簡単なゲームをして負けた時に、「くっそ〜!!」と言って悔しがってみる。
でも、物に当たったり人を攻撃したりはせず、「負けたけど楽しかったな〜」と言ったり、「もう1回やろう!」と切り替えたりする姿を見せるのです。
そして、子供に「今のお母さん・お父さんの悔しがる姿って悪くなかったかな?」と聞いてみるといいでしょう。
親が適切な行動を示すことで、悔しがること自体が悪いわけではない、と子供が理解します。
そして、子供が負けた時には親の姿を参考にして適切な行動を身につけていくようになります。
これは、親をモデルとして正しい行動を学んでいく< b>「モデリング学習」の一方法です。
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それでも難しい時は
先ほどの良い行動モデルの方法でうまくいけばいいですが、そう上手くはいかない場合もあるでしょう。
そんな時は、< b>悪い行動をモデリングとして示してください。
つまり、子供がやっているように、思いきり泣きわめいたり、モノに当たろうとしたり、という姿を見せるのです。
いわゆる反面教師的な方法ですが、これが有効な場合も結構多いです。
親の常軌を逸した姿を見て、「あれはよくない行動だなぁ、、、」と思わせ自分に返すようにするのです。
ただ、毎回毎回この方法を実践すると、本当に自分の親は変なのかも?と不安を抱かせかねないので、あまり乱用はせず、1つ目の方法がうまくいかなかった場合に少し試してみる、という感じで実践してもらえるといいかと思います。
まとめ:親の背中を見て子は育つ
モデリングの学習効果というのはとても高く、実際に取り組んでみると子供の姿が変わることも多いと思います。
つまり、子供はそれだけ親の姿をよく見ている、ということなのです。
怒った時や機嫌がいい時の仕草から日常の何気ない動作まで、子供は驚くほど親の行動に注目しています。
だからと言って、聖人君子のようにいつも模範的な行動をしろ、というわけではありません。
自然体な姿を見せることを基本にしていいのですが、特にマイナスな行動に繋がりやすい感情(怒り、悔しさ、不安など)を感じた時に、どう振る舞うかを意識してもらえると良いと思います。
まだまだ人生経験の浅い子供にとって、親の行動は大きな手本です。
ぜひ、日々の関わり方から工夫してみてください。
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