今求められている新しい力「レジリエンス」とは?
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あなたはレジリエンスという言葉を知っていますか?
辞書で引くと、自発的治癒力や精神的回復力など、難しい言葉で説明されていることが多い言葉です。
現在の育児や教育の現場では、「立ち直る力」として用いられることが多く、本記事でもそのように扱います。
レジリエンスを高めるとは、決して折れない強い心を育てるのではなく、折れたり曲がったりしてもまた立ち直る心を育てることをいいます。
現代のストレス社会では、無理にストレスを避けたり衝突してストレスを退治したりするのではなく、ストレスによって傷ついても再び立ち直って頑張れる力を育むことが大切だと言われています。
新しい概念である「レジリエンス」を知って、あなたもお子さんと一緒にしなやかな心を作っていきましょう。
レジリエンスは「しなやかな心」
これまで、どんな逆境や苦しい場面であっても、折れない強い心を良しとする社会風潮がありました。
いうなれば、ひたすらに鍛え上げたカチカチの筋肉のような心です。
とても強い筋肉かもしれませんが、しなやかさや柔軟性はありません。
頑丈で強固であっても、それを破壊するほどの攻撃力をもったストレスが襲ってくれば、その心は折れてしまいます。
どれだけタフに見える人であっても、その心には少しずつストレスが蓄積していき、やがて限界が訪れます。
そして、心が強固な人ほど、折れた時の修復に時間がかかったり、あるいはもう再生できなかったりしてしまう問題がありました。
そんな「強い心」の問題点を受け、近年提唱されているのが、レジリエンスの高い「しなやかな心」です。
しなやかな心は折れない心ではありません。
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折れたり曲がったりしながらも、しなやかに伸び、また修復する柔らかい筋肉のような心です。
レジリエンスを育むことを通して、このしなやかな筋肉を大きく育てていくことが大切なのです。
これから先の未来に私たちを待ち受けていることは想像もつきません。
一度も心を折られるような出来事に遭遇せず、順風満帆に人生が進んでいく人はごくわずかでしょう。
受験の失敗、スポーツで結果を出せない、就職活動の失敗、転職の失敗、仕事のミス・・・。
いろいろな挫折や逆境が私たちの前に立ちはだかります。
そんな時、無理して心を折られないようにと意地を張るのではなく、一度しっかり折れてしまう。
思いっきり落ち込む。
それでも、また再び前を向いて歩きだせる。
そんな心をもっている人が、レジリエンスの高い人なのです。
さあ、あなたやあたなのお子さんはいかがでしょうか?
少し振り返って考えてみてください。
今の時点でレジリエンスが高くなくても大丈夫です。
レジリエンスは育てて高めていくことができます。
子供はもちろん、大人にも効果的であると注目され始めている「レジリエンス」
あなたも正しい知識を身に付けて、お子さんの心を育んでいきましょう。
(あとがき)
レジリエンスについて書きたいことが多すぎて、とても一つの記事ではまとまりませんので、いくつかの記事に分けて執筆させていただきます。
リアルタイムでご覧になってくださっている方にはお待たせしてしまい申し訳ありません。
初めて1つのテーマを分割で更新していきますが、できる限り分かりやすくお伝えしていくよう努力しますのでどうぞよろしくお願いします。
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