子供のやる気を引き出す2つのご褒美術
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あなたは普段、子供にご褒美を与えていますか?
同じようなお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、何も考えずに目先の対処にだけ追われてご褒美を出していたのでは後でそのツケが回ってくるかもしれません。
しかし、大人もご褒美があると頑張れるように、正しく使えば子供のやる気を一段階アップさせることができるモチベーションとして利用することができるのです。
今日は子供のやる気を引き出す2つの方法をご紹介します。
目次
①シールでご褒美
一つ目は、ご褒美としてシールをあげる方法です。
決めたことをうまくできたら、その都度シールを貼ってほめてあげるのです。
たとえば、宿題を時間内に終わらせることができた、朝の支度を自分で行うことができた、などが考えられるでしょう。
家庭だけでなく、連絡帳などを活用して学校でもほめてもらえるようにするとより効果的です。
学校でも、授業中の約束や生活の態度などから目標を決め、達成したらシールを貼るようにすることで相乗効果が望めます。
子供にとってシールは非常に魅力的に映るようで、単純ですがとても高い効果が望めます。
同じシールばかりで新鮮味がなくなってきたら違うデザインのシールに変えて再びモチベーションを高めることもできます。
用意するのが簡単で、なおかつ安価なのもポイントですね。
シール自体の魅力と、できたことが目に見える達成感で子供は喜びを感じ、また頑張ろうという気持ちをもつことができるのです。
②トークンエコノミー
トークンエコノミーとは、うまくいったらマークやポイントをあげて、それが一定量たまったらご褒美をあげる、というものです。
大人の世界でいえば、アルバイトの月給や、ポイントカードの景品に近いものと考えるとイメージしやすいかと思います。
例えば、「宿題を19時までに終わらせる」という目標を立てたとします。
19時までに終わらせることができたら、カレンダーに◎を書き込んでいき、それが20個たまったらご褒美がもらえる、といったように設定します。
このとき悩むのがご褒美です。
大人はついつい子供が魅力を感じやすいゲームや漫画などにご褒美を設定しがちなのですが、実はあまり良いご褒美とは言えません。
形として残るものをご褒美として与えてしまうと、次の目標に進むときに、前にもらったご褒美と比較してしまうので、エスカレートせざるを得なくなるからです。
そうすると、その要求を越えられないご褒美の場合、子供にモチベーションが生まれなくなります。また、要求に無理に応えようとすると、経済的にも大きな負担となります。
トークンエコノミーを行う場合のご褒美として適切なのは、形として残らないもの。
具体的には、食事や体験などがいいでしょう。
子供のすきなご飯に連れて行ってあげる、好きなスポーツの試合観戦に行く、やってみたかったアクティビティに挑戦させてあげるなど、その場で完結するものがおすすめです。
このようなご褒美は、その場で終わって切り替えができるだけでなく、体験として子供の心を育むというメリットもあるので非常におすすめです。
ぜひ、ご褒美としていろいろな場所へ出かけて豊かな体験をしてみてください。
ご褒美だからといって派手なことはしなくていい
大人は、ご褒美と聞くとついつい高価なものや派手なことをしなくては、とイメージしてしまいます。
しかし、子供はそれほど高望みをしているわけではありません。
むしろ、無意識であっても、大人がご褒美=高級志向というイメージを子供に強いる結果、子供の要求がエスカレートしてしまっている姿がよく見られます。
このようなことであっても子供は心の底から嬉しいものです。
大人からすると、これでいいの?と思われるかもしれませんが、親の愛は何ものにも代えがたいものです。
これだって立派なご褒美です。
子供は自分のために特別に何かしてくれた、と感じるだけでそれをご褒美と思います。
大人は無理に身構えることなく、身近な幸せを子供と共有することを意識してみてください。
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きっと、子供の行動が変わり、親子の絆も深まることでしょう。
(あとがき)
今回のことは大人のご褒美でも全く同じことです。
自分へのご褒美、あるいは家族などへのご褒美でも一度モノをあげてしまうと大変です。
次に、それより価値の低いものをあげたときに、表面上は喜んでいても、心の底では(この前のより安いやすだな・・・)となってしまうのです。
大人同士のご褒美は、おしゃれで少し奮発したディナー、普段はなかなか行かないミュージカルなど、形の残らない素敵な時間をプレゼントすることを意識して考えてみてくださいね。
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