親も子供も幸せになる加点方式子育て術
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これはできたけど、あれができないから・・・。
今回できたのはたまたまだし・・・。
せっかく頑張っている子供の姿をこのように見てしまっているお母さん、お父さんはいませんか?
ついつい、わが子のできないところに目が向いてしまうのは分かりますが、これでは親子ともに苦しい関係になってしまいます。
そんなご家庭は、できないところを見つけるのではなく、良いところ、できるところに目をむける加点方式の子育て術を取り入れてみましょう。
今までの関係がガラッと良い方向へ向かうきっかけとなることでしょう。
目次
ついついマイナス点に目が行くのが子育て
子育てをしていると、一つ一つの成長が手に取るように感じられ、とても嬉しいものですね。
特に、赤ちゃんのころ。
寝返りが打てるようになった!
はいはいした!
言葉を話した!
歩けるようになった!
一つ一つの成長に大きな感動を覚えたことと思います。
しかし、子育てになれてくると、成長に対する感動が薄れてくることも事実です。
小学校に入学してしばらく経つと、顕著にその傾向が見られるようになります。
赤ちゃんの時にはあんなに喜んでいたのに、今では悪いところばかりに目が行く。
どうしてうちの子は授業中に落ち着きがないの?
なんでこんな簡単な問題も分からないの?
忘れ物ばかりして困っちゃう。
こんな風に、悪いところ、マイナス点ばかりが気になるようになってしまうのです。
そうすると、親は自然と子供を減点方式で見るようになります。
自分の理想とする子供像をイメージし、そのイメージと比べて採点を始めるのです。
宿題ができていないから減点・・・
ご飯を残したから減点・・・
靴をそろえていないから減点・・・
言うことを聞かないから減点・・・
そして、減点され続ける子供は嫌気がさし、親との関係がうまくいかなくなっていくのです。
このように、減点方式の子育てでは、親と子の関係は悪化し、信頼関係を築くことが難しくなっていくのです。
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子供のできたところを認める「加点方式」の子育てを!
減点方式をやめ、加点方式の子育てをするためにはどうすればよいのでしょうか。
それは、「できていることを認める」ことです。
どんなささいなことでも構いません。
大切なことは、「結果としてできていないことであっても、取り組む過程で成長が見られたら、その成長を具体的に認める」ということです。
例えば、宿題ができていないということについて、結果だけ見れば同じかもしれませんが、今までより解ける問題が多くなっているかもしれません。
今まで分からなかった問題が解けるようになっているかもしれません。
もしかしたら、名前や文字が丁寧に書けるようになっているかもしれません。
非常に些細なことかもしれませんが、わずかな成長の変化に気付き、認めてあげることが大切なのです。
理想から子供を見るのではなく、子供の今の姿から成長を見取り、理想へつなげていく。
ここまでお読みいただけた方はもうお分かりだと思いますが、大切なことは子供に理想像を押し付けないことです。
もちろん、「こうなってほしい」という理想をもつことは悪いことではありません。
しかし、その理想を押し付けていては子供は苦しい思いをすることになります。
今、目の前の子供の姿を丁寧に見つめ、理想の姿へ育てていくためには何が必要なのか、どうすればよいのかを一緒に考えていくことが大切なのです。
子供は親の知らぬうちにどんどん成長していきます。
その成長を逃さず見取り、認めてあげることで、親も子も、ともに成長できるのではないでしょうか。
まとめ:他の子供と比べない
いかがでしたでしょうか。
大切なことは、「周りの子供と比べない」ことです。
あくまで比較するのは「過去の自分」です。
過去の自分と比べて何ができるようになったか、どれだけ成長したか、を見てあげるようにしましょう。
きっと見えてくる子供の姿が変わり、あなたの行動も変わってくるはずです。
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