ほめ方見直してみませんか?

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いつもご覧いただきありがとうございます。

 

みなさんは子供をほめる時にどんなことを意識してほめていますか?

 

とにかくほめる言葉をたくさん言うこと?
本音でほめること?
具体的に伝えること?

 

よく「親は子供をたくさんほめてあげてください」と言われますが、そのためのポイントなどはあまり教えてもらう機会がないですよね。

 

私も同じような言葉を言われたことがあり、「よし、たくさんほめよう!」と子供をほめまくったのですが、うまくいかなかった経験があります。

 

実は、ただほめるだけではあまり効果が期待できないんですね。

むしろ、逆効果になる恐れがあります。

 

今日はほめ方について見直してみましょう。

 

ほめ方には2種類ある

実は、ほめ方には2種類の方法が存在します。

 

1つ目は「条件付きのほめ方」

 

もう1つは「無条件のほめ方」

 

たいていの場合、無意識のうちに両方のほめ方を実践しています。

 

ただ、「条件付きのほめ方」しかしていない場合、ほめ方を見直す必要があります。

 

 

「条件付きのほめ方」とは?

「条件付き」という言葉が入っている通り、何か条件を達成した時にほめる方法です。

 

例えば、以下のような例が挙げられます。

 

「テストで100点とってえらいね。」

「お手伝いしてすごいね。」

「こんな運動もできるなんてさすがだね。」

 

普段、当たり前のように使っているほめ方で驚いた方もいるのではないでしょうか?

 

このように「〇〇をして」あるいは、「〇〇ができて」という言葉がつくのが「条件付きのほめ方」です。

 

出来たことに価値を見出すほめ方であるといえるでしょう。

 

なぜ「条件付きのほめ方」ではダメなのか?

条件付きのほめ方は、子供のやる気を促すし一体何がだめなのか分からない!

 

↑のように考える方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

「条件付きのほめ方」そのものが悪いわけではありません。

ただ、条件付きのほめ方「だけ」ではいけないのです。

 

なぜかというと、条件付きのほめ方は何かを出来た時にほめる方法です。

裏を返せば、「何かができないとほめてもらえない。」ということです。

 

つまり、子供にとっては、「何かを達成して認められること」が中心的な考え方となり、認められないことに価値を見出せなくなってしまうのです。

 

また、人は慣れる生き物ですから、最初のうちは簡単なテストで100点をとっても「100点が取れたなんてすごいわね。」とほめますが、毎回毎回100点を取ってくると、「また100点ね。OK。」くらいのほめ方になってしまいがちです。

 

「条件付きのほめ方」だけで育っている子供は、ほめられていることに価値を見出していますから、親からのほめ言葉が減っていくと、「テストで100点取ってもほめてもらえないのか。じゃあもういいや。」とモチベーションが低下してしまうのです。

 

そうなってしまうと、後はドンドンよくない方向へと向かっていく一方。

 

このように、「条件付きのほめ方」には、認められないと価値がない、という考え方を作ってしまう恐れがあるのです。

 

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うまく使えば行動改善につながる

使い方を間違えると恐ろしい「条件付きのほめ方」ですが、うまく使えば行動改善につながります。

 

ポイントは、「望ましい行動をしたときにはすぐほめる、必ずほめる」やり続けることです。

 

例えば、食後にお皿を片付けない子がいたとしましょう。

その子に対して、お皿を片付けてほしいと思っているお母さん。

 

1回目は少しワクワクさせるような工夫をして(歌いながら、一緒に運ぶ、話しながら等)お皿を片付けさせることに成功しました。

 

そしたらすかさず、「お皿を片付けてくれてありがとう!すごいわ!本当に助かった!」と思い切りほめてあげましょう。

そして、2回目以降も毎回そのほめ方を繰り返すのです。

 

習慣化にかかる時間はおおよそ3ヵ月、早くても1ヵ月と言われていますから、少なくともその期間はほめ続けます。

 

そうすることで、子供の頭の中で「お皿を片付ける=ほめてもらえる=快感」と認識されるようになります。

そして、毎日繰り返すうちに「お皿を片付ける」という行為が当たり前の習慣に変わっていくのです。

 

つまり、条件付きのほめ方をする場合には、親や教師が明確に子供の行動を変える意図をもって、絞ってほめることが大切です。

 

テストができてすごい、お手伝いをしてえらい、、、

なんでもかんでも条件付きでほめていたのでは効果がありません。

 

行動改善につながる条件付きほめ方の方法(まとめ)

①変えたい行動を明確にする

⇒食後のお皿を片付ける、宿題をする、素早く着替える、手洗いうがいをするなど、、、

 

②1回目の行動を引き出す

⇒一緒にやる、楽しくする工夫をする(歌う、踊る、競争にするなど)

※このとき、できたらご褒美をあげる、というのはしないでください。それはまた別の方法なので、2つの方法がぶつかり合うことになってしまいます。

 

③できた瞬間、すぐほめる

 

④2回目の行動をしたときも、すかさずほめる

 

⑤以後、行動した時にすぐほめる、必ずほめるを繰り返す。

 

⑥約1~3ヵ月継続すると、習慣になる。(ほめられなくてもやるのが当たり前になる)

 

無条件のほめ方で子供の心に安心と豊かさを!

条件付きは意図をもてば効果はあるが、それだけでは子供の成長を阻む要因にもなってしまうことについては押さえました。

 

では、「無条件のほめ方」とは何なのでしょうか?

 

それは、子供の存在自体を肯定し、ほめてあげることです。

 

たとえば以下のように。

 

「あなたが大好き。」

「生まれてきてくれてありがとう。」

「あなたって素晴らしい。」

「いつも感謝してるよ。」

 

何かをしたから、ではなく、お子さん自身に素敵な価値がある、お子さんの存在が素晴らしいということを愛情たっぷりの言葉で伝えるのです。

 

この言葉を言われることで、子供の自己肯定感(自分で自分を良いと思う心)が大きく成長します。

そして、自分で自分のことを好きになり、自信がもてるようになるのです。

 

そうすると、嫌なことがあったり失敗したりしても折れない柔らかくしなやかな心が育ちます。

 

あなたがいるだけで(何もしていなくても)それだけで素晴らしいことだ、ということを伝えるほめ方です。

 

こういったほめ方は普段し慣れてなくて恥ずかしい、という方もいるかもしれません。

まずは、子供が寝る前などさり気なく伝えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

何回やればいい、とか回数が決まっているものではありませんが、1日1回はこのような「無条件のほめ方」で子供に対して愛情表現をすることをすすめています。

 

実際、そのように接するようになってから、親子関係が劇的に改善したケースも何件もあります。

 

ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか?

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