親、教師必見!子供でも分かる発達障害理解の絵本とは?

発達障害の説明で悩むことはたくさんあります。

 

その中でも多くの親がぶつかる壁の一つが「子供への説明」です。

 

幼稚園や1~2年生の頃はそれほど気になりませんが、中学年以上になってくると、子供の方から「発達障害って何
?」なんてことを聞いてくることもあります。

 

最近はテレビでも時々発達障害についての特集が放送されることもあり、子供でも発達障害関連の言葉(自閉症、ADHD)などの言葉に触れる機会が多くなっています。

 

そんな時、親としてどう対応すればいいか?

 

その答えのヒントの1つとして、一冊の絵本を紹介します。

 

「十人十色なカエルの子」

 

様々な発達のかたよりについて、分かりやすい絵とストーリーで紹介してくれています。

 

自分の体が思うように動かせない子

目で見た文字と音をマッチさせることが苦手な子

目で見たものをうまく認識することができない子

こだわりが強い子

他者とのかかわりが苦手な子

気が散りやすい子

夢中になりすぎてしまう子

 

など、様々な困難さを抱えるカエルの子が登場し、それぞれに合った手立て(勉強法)が示されています。

 

絵と言葉があたたかく、分かりやすい

この絵本の良いところはたくさんあるのですが、特にこの2点は素晴らしいと思います。

 

絵のタッチはあたたかくもハッキリとした絵で優しさと見やすさが両立されています。

それぞれの特徴をもつカエルごとに色や表情が違うので、子供が読んでいても混乱することがありません。

 

また、小学生の子供でも分かるように、易しい言葉を使っているので、内容がとても分かりやすいです。

「発達障害」という言葉を使わずして、発達障害の特性を分かりやすく表現することができています。

 

実際に私が小学校中学年~高学年の子供たちに読み聞かせをしたときも、全ての子供が内容を理解し、共感していました。

 

「この気が散りやすいカエルの子の気持ちわかるな~!」

「夢中になりすぎちゃうってのはあるあるだよね。」

「あいての気持ちが分からないのはぼくも同じ。」

 

など、子供たちは様々なかたよりをもつカエルの子に自己を投影しながら聞き入っている様子でした。

 

更に、絵本の中で使われている言葉も、子供たちに投げかけるようなあたたかい言葉が使われています。

 

「ゆっくりゆっくり進んでいこうね。」

「~だともっといいね。」

 

など、随所に子供を包み込む言葉がちりばめられていて、読んでいて(聞いていて)あたたかい気持ちになることができます。

 

私はこの絵本を読み聞かせた後の、子供たちが余韻に浸っている表情が大好きです。

どの子もとても優しく穏やかな表情をしています。

 

子供一人で読み進めることもできますし、親や先生と一緒にじっくりと味わうこともできる絵本です。

 

あとがきの解説は大人必読!

絵本は子供向けに描かれたものですが、後半にはしっかりと解説のページが設けられています。

発達の特性やかたよりについて詳しく、かつ、分かりやすく書かれています。

この解説だけでも大人は十分に読む価値があります。

 

スポンサーリンク


 

学校は全クラスで読み聞かせるべき!

昨今、どのクラスにも発達に偏りのある子がいるのは当たり前になっています。

というより、発達のばらつきはどの子もあって当たり前、という考え方になってきています。

 

そんな今の時代だからこそ、ぜひクラスでこの絵本の読み聞かせを行ってほしいと思います。

特別な支援を必要とする子はもちろん、それ以外の子供たちにとっても、「一人一人違うのは当たり前。それぞれに合ったやり方を見つけていくことが大切」という学習の本質を伝えるのに最適な教材になると感じています。

 

一人一人顔が違うように、一人一人得意なことや自分に合うやり方が違うのは当たり前。

そんな考えをクラス全体に浸透させることができれば、きっとそのクラスは素敵なクラスになるのではないでしょうか。

 

違いを排除するのではなく、違いを受け入れることで豊かな学びの土壌が築かれる、そんな風に考えています。

 

困っているのはまわりではなく・・・

発達にかたよりのある子は様々なトラブルに直面します。

 

友達と折り合いがつかない、空気の読めない行動をしてしまう、集団行動に合わせられない、ルールが守れない・・・。

 

周りから困った子と思われることも多いでしょう。

 

でも、一度立ち止まって考えてみてください。

 

本当に一番困っているのは一体誰でしょうか?

 

それはきっと、周りではなく、その子自身なのではないかと思います。

 

この絵本の後半でも、そんなことがあたたかく描かれています。

 

発達障害に関わる大人・子供問わずおすすめしたい素敵な絵本です。

ぜひ、一度手に取ってご覧になってみてください。

 

スポンサーリンク

ブログをメールで購読

メールアドレスを入力していただくと、記事の更新をメールでお知らせします。

新着記事
カテゴリー
Twitterやってます
管理人

東京都を中心に児童の発達に関わっています。
学習・運動・心理など、幅広い面から児童の生きる力を育むためのサポートをしている。

健康オタクで健康に関するものは片っ端から手を出している。
ハマったものにはとことんのこだわりタイプ。

野球が大好きで大のベイスターズファン。

ページの先頭へ