
タイトルを見て驚かれた方も多いのではないでしょうか?
「ゲームとか依存しやすいものは時間で区切るのが常識でしょ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、タイトルで書いたことは紛れもない事実なのです。
皆さんのご家庭ではゲームとの付き合い方はどのように工夫されていらっしゃいますか?
なかなか難しい子供とゲームの関係。
うまく付き合うためにはどうすればいいか、掘り下げて考えていきたいと思います。
1日1時間ではダメな理由
「ゲームは1日1時間まで!」
これは日本の家庭でよく見られる光景ですね。
時間を約束してゲームをさせる姿は今も昔も共通といえるでしょう。
時間が来ると、子供はブーブーいいながらも宿題などに取り組み始める。
そして、また次の日の1時間を心待ちにしている。
一見するとうまく回っているように見えがちなこの姿。
しかし、すでにゲーム依存に片足を踏み込んでしまっているのです。
時間を決めて行うことは本来動機づけに使うもの
「1日〇時間」と決めて何かを行うのは勉強など、本来はやる気を必要とするものに対して設定するものなのです。
時間を区切って意識を集中させることで効率を高めるために使うものなのです。
また、キリが悪くても時間で区切ることで「もう少しやりたかったな」という気持ちで終えることができます。
その気持ちが「明日もまた頑張ろう」という意欲へとつながっていくのです。
これをゲームに当てはめて考えるとどうなるでしょうか?
時間を区切ってゲームを許可している家庭は、本来ゲームに夢中にさせたくないはずですよね。
ですが、実際にやっていることは全く反対のことをしていて、結果としてゲームに夢中になる子を育ててしまっているのです。
「毎日時間を決めて行う」というのはやる気を引き出すために使うものである、ということを覚えておきましょう。
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ゲーム依存を防ぐためにはノルマを課す
では、実際にゲーム依存を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
その方法は実に簡単です。
「ゲームにノルマを課す」
ただそれだけです。
例えば、モンスターを育てるゲームであれば、「毎日必ず20レベルは成長させること。それまで他のことをやってはいけないよ。」と約束させます。
RPG系のゲームであれば、「毎日どこまで進んだか報告すること。最低〇面は進むように。」とノルマを課すのです。
人間は面白いもので、義務感を植え付けられると途端にやる気がなくなります。
最初の方こそ楽しく報告してくる子供も、だんだんとその報告が面倒になってくるのです。
ちなみに、ノルマを課す時のコツはゲーム購入時にノルマを設定することです。
買ってから後付けでは子供から文句が出る可能性が高く、受け入れられにくいです。
親の威厳で無理に通してもいいのですが、できるだけお互いに納得して受け入れられるよう、新しいソフトを購入するときに決めてしまうのがいいでしょう。
とお互いに笑顔でやり取りをすることができるわけです。
一つだけコツがあるとすれば、設定するノルマを簡単すぎず、難しすぎないレベルに設定することです。
簡単すぎると難なくこなせてしまうし、難しすぎると最初から辛い思いをさせてしまうことになります。
この辺りは、子供と相談しながら決めてもいいかもしれませんね。
ゲームから自然と卒業できるように
ノルマを設定することができたなら、あとはもう時間の問題です。
子供は最初の方こそ毎日楽しく報告してきますが、だんだんと面倒に感じてきます。
そして、かつては子供から報告してきたのにこちらから聞かないと報告しなくなってきます。
報告の話を聞いていやいやゲームを起動するようになったらしめたものです。
このような会話で自然とゲームを卒業に導くことができるのです。
毎日「ゲームをやめなさい!」と怒鳴る必要もないし、子供も嫌な思いをすることもない。
親も子もハッピーな状態でゲームから卒業できるという理想的な流れでことがすすんでいくのです。
ゲーム自体は悪ではない
さて、ここまでゲーム依存を防ぐ方法について書いてきましたが、一つ注意してほしいことがあります。
それは、「ゲーム自体は悪ではない」ということです。
ゲームには、楽しい気持ちにさせてくれたり、いろいろな知識を吸収するきっかけになったりする優れた側面もあるのです。
私自身も、ゲームから漢字を学んだり、いろいろな知識を吸収したりしてきました。
問題なのはゲームに必要以上に夢中になってしまうこと。
ゲーム自体が悪なのではなく、「依存することが悪」というところを見失わないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の方法はゲームだけでなく、依存を防止したい様々なものについて共通に使える方法です。
実は、アルコール依存症など大人の依存防止するための方法としても取り入れられているものです。
大人も子供もハッピーになることを目指して一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか?
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