指導技術

勉強に集中できない理由は〇〇ができていないから!

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うちの子は宿題をやる時に全然集中していないのよね・・・。

 

こんな悩みをもつお母さんは多いのではないでしょうか。

 

「宿題をやりなさい!」と声をかけ、しぶしぶ机に向かいはするものの、全く集中していなくて学習がはかどらない・・・。

そんな相談を今まで何件も受けてきました。

 

家庭や学校で机に向かうものの勉強に集中できない。

そんな困り感を抱える子供たちを見てみると、ある共通点がありました。

 

それは、学習に取り組むときの基本である〇〇ができていなかったのです。

 

 

目次

お子さんは正しく”着席”できていますか?

勉強に集中できない子に共通していること。

それは、正しく「着席」することができていなかったのです。

 

きちんといすに座ることができていないので、机に向かっていてもいまいち勉強に集中することができないのです。

結果として、宿題が全然進まなかったり、字が雑になったり乱れたりしてしまうのです。

 

現に、今まで着席ができずに学習への取り組みも散漫だった子が、着席するスキルを身に付けたら学習に集中できるようになり、成績が飛躍的に向上した事例も多数報告されています。

 

正しく座る、ということは学習に取り組むための第一歩であると言えるのです。

 

では、正しい着席姿勢とはどのようなものなのでしょうか。

 

座った状態で、たった1つのポイントを見れば、正しい着席ができているかどうかが分かります。

 

そのポイントとは、

 

まっすぐに伸ばした背骨の上に首・頭が乗っていてリラックスできている姿勢

 

これだけです。

 

さあ、このポイントを踏まえて、もう一度お子さんの着席姿勢を振り返ってみてください。

 

正しい着席ができていると自信をもって言えるお母さんはどれくらいいるでしょうか?

 

もし、「うちの子はできていないかも・・・。」と思っても悲観的にならないでくださいね。

この正しい着席姿勢、大人でもできていない人の方が多いのです。

 

というのも、現代の社会では、パソコン作業やゲーム、テレビなどとにかく前方にのめり込んでしまうような環境要因がたくさんあります。

 

これらのものに囲まれて生活しているわけですから、意識的に正しく着席しようとしていないと、すぐに体は前のめりになっていってしまうのです。

 

実際、正しい着席ができていない子のほとんどが、前のめり、猫背傾向になっているのです。

 

正しくない姿勢はこれから正していけばよいのです。

遅すぎるということはありません。

 

この記事を読んでくださっているあなたは今の姿勢が正しい着席姿勢になっていますか?

大人でも難しいことですから、意識して一歩一歩積み重ねていくことが大切なのです。

 

 

正しい着席姿勢の2つのカギ

先ほどご紹介した、「まっすぐに伸ばした背骨の上に首・頭が乗っていてリラックスできている姿勢」というポイントには、2つのカギがあります。

 

赤字で示しているのでもうお分かりかとは思いますが、「まっすぐ」「リラックス」です。

 

①背骨、首、頭をまっすぐに伸ばし、背骨の上に頭を乗せること

②リラックスすること

 

この2つがカギとなります。

 

実際、いきなりやろうとすると、2つの要素を同時に満たすのは思いのほか難しいことに気付くと思います。

①をやろうとすると何だかリラックスできないし、②をやろうとするぐにゃんと曲がってしまう。

 

これは、今まで間違った姿勢がクセになっているので仕方がないのです。

 

正しい姿勢をするための邪魔をしている妨害要因を取り除き段階的に姿勢改善を行っていくことで、誰でも正しい着席姿勢を身に付けることができるようになりますので、焦らずじっくりと取り組んでください。

 

正しい着席の邪魔をするのは”過緊張”!?

正しい着席姿勢の邪魔者となっているのは「過緊張」、いわゆる「力みすぎ」といわれる状態です。

 

試しに、お子さんに「背中をまっすぐにして座ってごらん」と声をかけてみてください。

見た目はピシッとしているような気がしなくもないですが、何だかとっても力が入っていませんか?

 

果たしてこんなに力が入った状態で、目の前に宿題に集中できるでしょうか?

まして、45分間の授業を集中して受けることができるでしょうか?

 

どちらも難しいですよね。

 

私たちは、自分でも無意識のうちに「力みすぎ」の状態になっていると言われています。

大人の場合、「力みすぎ」で緊張が強い状態が続くと、肩こりや腰痛に影響があると言われています。

 

もしひどい肩こりなどでお悩みの方は、「リラックス」を意識した生活を心がけると体の状態が良くなるかもしれません。

 

本記事では本題から外れるのでここまでにとどめますが、興味のある方は以下の二冊がおすすめです。

一冊目は体の動きなど、運動面から言及されていて、二冊目は呼吸を中心にリラックスする方法を紹介しています。

 

どちらも効果大ですので、興味のある方はぜひ手に取ってご覧になってみてください。

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 まとめ:まずは緊張を取り、段階的に姿勢改善を!

本記事では、学習に集中できない原因として、「着席できていない」という事実に注目しました。

 

今一度、お子さんの着席姿勢を振り返ってみてください。

 

正しく座ることは集中して勉強に取り組むための第一歩です。

 

そのために、過緊張状態をやわらげ、段階的に姿勢改善に取り組んでいきましょう。

 

具体的な姿勢改善の方法については、次の記事以降で順に紹介していきますので、またの更新を楽しみにしていてください。

 

⇒着席姿勢を身に付けるための3つのステップとは?

 

 

 

 

 

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退勤定時マン@とき
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【定時退勤と授業力・教員のQOL向上を実現させるブログ】教師に特化したお金の話や教育に関する情報を発信していきます。定時退勤は目的ではなく手段。豊かな教員ライフの第一歩を踏み出しましょう!ICT活用や働き方改革、学級経営、授業改善から資産運用まで、教師に関わる情報を幅広く取り上げています。

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