トラブルは〇〇の時間に起きる!落ち着いて過ごせる一工夫とは?

目安時間:約 17分

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皆さんこんにちは!
今日は上手な過ごし方についての記事です。
 
休み時間や授業中などに落ち着きがなかったりトラブルに関わったりすることが多いお子さんにおすすめの工夫をご紹介します。
 
このポイントを意識するだけで、学校でのトラブルが全くなくなったお子さんも多くいらっしゃいます。
ぜひ、この記事を読んで試してみてください!
 

 

トラブルは「スキマの時間」に起きる!!

 
ズバリ結論から申し上げます。
トラブルは「スキマの時間」に起きるのです!
 
これは私が今まで多くの子供を見てきたなかで間違いなく言えることです。
 
スキマの時間と一口にいっても中身は様々です。
 
授業で課題が早く終わったあとの少しの手持ち無沙汰な時間。
休み時間が終わったあと、授業が始まるまでのわずかな準備時間。
教室移動の間の整列する少しの時間。
休み時間に遊びを変えるときのわずかな時間。
電車の乗り換えの間のわずかな待ち時間。
ご飯を食卓に並べている間のわずかな時間。

 
例を挙げればキリがありませんが、こうしたほんのちょっとの「スキマの時間」に喧嘩や言い合い、争いが起きているのが事実なのです。
 
人は暇になると何か時間をつぶすものを探し始めます。
大人はスマホでゲームをするなどして過ごすのでしょうが、子供はなかなかスマホなどを持っていないのでそうはいきません。
 
すると、周りにあるもので時間をつぶせるものを探すのです。
例えば、友達にちょっかいを出したり、大人から見るとイタズラに見えるようなことをしたりして時間をつぶします。
 
結果として、そこからトラブルに発展していってしまうのです。
これは、どんなにテクノロジーが進化しようと、人間関係が変容しようと昔から変わらず見られるパターンです。
 
学校でトラブルを起こす子のほとんどが「暇だから」トラブルの火種となる行動をしてしまっているのです。
 

スキマの時間に何をするか決める

 
このスキマ時間によるトラブルの解決法はいたってシンプルです。
 
それは、「スキマの時間の過ごし方を決める」ことです。
教育的な言い方をすると、「先の見通しをもたせる」と言い換えることもできます。
 
見通しをもたせる、というと聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんが、要は「次にやることが分かる状態にしてあげる」ということです。
 
分かりやすいように具体例を挙げて見てみましょう。
 

悪い例:家庭編

もうご飯できるから座って待っててね~。
子供
は~い。(イスに座る)

子供
(ご飯が出てくるまで暇だな~。ん、テーブルの上の花きれいだなぁ。花瓶って重いのかなぁ?箸でつまんで動かせるかな?やってみよ~っと)

 
ガシャーン!!(花瓶が倒れて割れる)
 
あんた何やってんの!!座って待ってなさいって言ったでしょ!!!

子供
ごめんなさい・・・。(やることなくて暇だったんだもん・・・)

 
お母さんは座って待ってなさいと言ってはいますが、子供にとってただ座って待つのは暇で退屈なことです。
なので、子供は時間をつぶせるものを探した結果、座りながらできる花瓶遊びに取り組んだのです。
結果として、花瓶を倒して割ってしまいました。
 
これは、子供の行動もそうですが、お母さんの「待たせ方」も良くなかったのです。
 

良い例:家庭編

 
今回の場合、以下のようなやり取りにすると、何事もなく物事がスムーズに進んだかもしれません。
 

もうご飯できるからね~。ご飯を用意する間に、テーブル拭きをお願いね。それが終わったらお箸と飲み物の用意をしてくれるとお母さんすごく嬉しいわ。

子供
は~い。(え~と、テーブル拭きのふきんを用意しなくちゃ)

 
テーブル拭きが終わり、食卓にご飯が並び始める。
 
子供
(テーブル拭き終わったぞ!お腹空いたな~。あ、そういえばお箸と飲み物の用意もしなくちゃ!

 
お箸と飲み物の用意も終わり、ご飯の準備が整う。
 
さぁお待たせ!たくさん食べてね。待っている時間にお箸に飲み物とご飯の用意を手伝ってくれてありがとね!

 
子供
やったー!いただきまーす!(ご飯もおいしそうだし褒められたしラッキー!)

 
いかがでしたでしょうか。
待っている時間の過ごし方を決めてあげることで、お母さんと子供の両方が気持ちよく過ごすことができています。
このように、「暇な時間を作らないようにする」ことが一つポイントと言えるでしょう。
 

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悪い例:学校編

 
続いて、学校で想定されるスキマ時間が原因のトラブルです。
 

先生
よーし、じゃあ今日はこの課題やるぞ~。では、はじめ。

子供
(簡単だこれ~!もう終わっちゃったよ。あ~暇だな~。そうだ、消しゴムちぎってみよ~。うわ、これ爆弾みたいだな~。そうだ、あいつに消しゴム爆弾なげてやろうっと!!それ!!)

 
まだ課題に取り組んでいる子に向かってちぎった消しゴムを投げつける。
それをされて怒った子とけんかに発展する。
 
先生
みんなが課題をやっているのにふざけて邪魔するとは何事だ!!いい加減にしなさい!!

子供
すいませんでした・・・。(暇だからただ消しゴムをいじってただけなのにな・・・)

 
これも、課題が早く終わって暇になってしまったがために起きたトラブルです。
実際、これと似たような事例というのは小学校ではほぼ毎日といっても過言ではないくらい発生しています。
 

良い例:学校編

 
では、このとき先生はどうすればよかったのでしょうか。
みなさんも考えながら読み進めてください。
 

先生
それでは、今日はこの課題をやるぞ~。もしも早く終わった人は、計算ドリルの5ページをやって待つこと。それも終わったら、静かに本を読んで待つこと。それでは、始め。

子供
(この課題は楽勝だ!あっという間に終わったぞ~。えーっと終わったら・・・あ、計算ドリルだ!)

 
課題が終わり、計算ドリルに取り組む。
 
子供
(よしドリルも終わった!そしたら~本を読むのか。この前借りてきた本まだ読み終わってなかったな~。それを読んで待とうかな。)

先生
はい、そこまで。みんな今日は静かに集中していて素晴らしかったね。それでは休み時間にしましょう。

 
こうして、トラブルが起きることはなく、落ち着いて過ごすことができました。
 
学校編でも、暇な時間を作らないように工夫していました。
また、次に何をするかが明確なので、子供が迷わずに行動することができていました。
 
ちなみに、本を静かに読むことが苦手で他の子にちょっかいを出してしまう子もいると思います。
そういう子の場合は、計算ドリルや漢字練習など、自分の手を動かして進めるもので、その子が得意なものをやるように指示をすると、落ち着いて取り組めるケースが多いので参考にしてください。
 

最終的には自分でスキマ時間の過ごし方を考えられるように

 

最初は休み時間の過ごし方も決めてあげる

 
トラブルが多い子の中には、スキマ時間(大きくまとめると自由時間)を上手に過ごすことが苦手な子が多くいます。
つまり、休み時間に何をすればいいのか分からない、ということです。
その結果、他の友達の遊びの邪魔をしたり、自分の気の向くままに遊びに参加したり勝手に抜けたりしてトラブルの火種を作ってしまうのです。
 
こういったお子さんの場合、最初はお母さんや先生が自由時間の過ごし方を決めてあげるとよいでしょう。
 
家庭なら、「○分までは本を読んで過ごそうね。そのあとは、○分まで絵を描いて過ごそうね。」と決めてあげるのです。このとき、紙に書いたり時計を見えるところに置いとくなどの支援をしてあげると、より分かりやすくなるでしょう。
 
学校なら、「20分休みは○○をして過ごそう。」と決めてあげます。最初は友達の輪に入るのが難しいときは、先生も一緒になってその輪の中に参加してあげるようにしましょう。
 
そして、自由な時間をトラブルなく過ごしていくことで、楽しみながらも落ち着いて過ごす、という体験を積み重ねていくことが大事です。
また、お母さんや先生に自由時間の過ごし方を決めてもらうなかで、自由時間の過ごし方の引き出しを増やしていくのです。
 

徐々に自分で決めていけるようにする

 
スキマ時間を落ち着いて過ごせるようになってきたら、少しずつ、自分で過ごし方を決めるように促していきます。
 
いきなり休み時間全部とか、家の自由時間全部、というのは難しいと思うので、休み時間の半分や自由時間のうちの15分、などの短い区切りから始めていくのがいいでしょう。
 
「20分間の休み時間のうち、10分間は絵を描いて過ごそう。残りの10分間はあなたに決めてもらいたいんだけど、何をして過ごすのがいいと思う?」
このように聞いて、子供の返事を待ちます。
 
子供からアイデアが出たら、「なるほど。折り紙をして過ごすのがいいと思ったんだね。」というように、まずはアイデアをそのまま受け止めます。
 
そして、そのアイデアがうまくいかなかった場合に備え、もう1案を大人から提案しておくといいでしょう。
「じゃあ残りの10分間は折り紙をして過ごそう。ただ、もしも折り紙がうまくいかなかった場合には、本を読んで過ごすようにしようね。」
 
こうしてあげることで、自分で決めるという経験をしつつ、失敗をしてトラブルを起こすという可能性を排除することができます
 
これを繰り返しながら少しずつステップアップをしていきます。
次の段階は、うまくいかなかった場合のもう1案も子供自身に考えさせるようにします。
 
それがうまくできてトラブルが起こらなくなったら、ほぼこのステップは卒業といえます。
あえて自由時間に入る前に何も助言をせず自由に送り出すのです。
 
それでうまくいけばスキマ時間の過ごし方を身に付けた、と判断できますし、うまくいかなかった場合には、その部分を子供と一緒に確認して、そこからまた積み重ねていけばいいのです。
 
どちらにせよ、この段階まで登ることができているならば、今までよりも大きくトラブルの数は減っているはずです。
 
この工夫を取り入れるには、今すぐではなく、長い目で付き合ってあげることが大事です。
 

まとめ:トラブルはスキマ時間に起きる!

 
いかがでしたでしょうか。
経験のある先生やお母さん方なら分かるかもしれませんが、トラブルは休み時間に起きるのです。
何か取り組むべきことがあって忙しい時には、トラブルの火種になるようなイタズラやちょっかいをしている暇はありません。
 
そういう時は何も起こらないのです。
 
ちょっと課題が終わって暇になったり、家でスキマの時間ができたりしたときにトラブルや喧嘩は起きるのです。
 
この、自由時間の過ごし方を決めるというのは、いつものかかわり方にほんの一言を付けくわえるだけなのですが、その効果は絶大です。
 
ぜひ、ご家庭で、学校で実践してみてください。
試した結果、うまくいった、あるいはうまくいかなかったなど、経験談もメールにてお寄せいただけると、私自身も勉強になります。
 
今までよりも、目の前のお子さんが落ち着いてすごせるようになると、子供も大人も幸せになれます。
 
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