親子の会話が増える接し方~三つの魔法~

目安時間:約 11分
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親「おかえり!今日の学校はどうだったの?」

子「うん。まぁまぁかな。」

親「まぁまぁって何!?何があったの?」

子「いや、別に・・・。」

親「別にって何!?」

子「何でもないよ。」(自分の部屋へ去っていく)

 

こんなやり取りに思い当たるところがある家庭少なくないのではないでしょうか。

学校や習い事など、家庭外での出来事が気になる気持ちは分かりますが、

その思いが強すぎて子供を圧倒してしまい、うまくやり取りができていないパターンです。

 

このようなやり取りが日常化してくると、親とのやり取りが面倒になり、外で起こった出来事を

全然話してくれないお子さんに育ってしまいます。

 

そうならないために、どのような接し方をすればよいのでしょうか。

今回は、子供の心を開く接し方についてお伝えしていきます。

 

人は無理やり聞かれると話す気がなくなる!?

まず、このやり取りのよくないところは、相手が話したくないところに矢継ぎ早に聞き続けているところです。

あなたも、配偶者や友達などから、同じような聞き方をされた経験はないでしょうか。

 

仕事から帰って疲れている時

家事に追われバタバタしている時

時間のない買い物で急いでいる時

 

無理やり話しかけられて、答えるまで質問されてうんざりした経験はありませんか?

 

子供も全く同じ気持ちなのです。

朝から授業がびっしりの学校が終わり、やっと帰ってきたところで「どうだった?」の嵐。

見方を変えればうんざりするのが普通とさえいえるでしょう。

そんな中で、まともに返答できる大人がどれだけいるでしょうか?ましてや子供ならさらに辛いことでしょう。

 

つまり、帰ってきてすぐの子供たちに聞いて、自分の欲しい答えが返ってこないことは当たり前なのです。

お母様、お父様はまずこの認識を受け止め、帰ってきたときはいろいろ聞くのではなく、

今日も無事に帰ってきてくれたことに喜びを感じるようにしましょう。

 

話したいことは自分から話せる素地を作る。深追いはしない。

次に大切なことは、「深追いしないこと」です。

親子のコミュニケーションに悩む親の話を聞くと、ここを守れていない方が非常に多いです。

帰ってきてすぐに話さない子供の姿を見て、「なぜ?」「なに?」「どうして?」を

深追いし続ける親が多くいます。

 

これでは、子供は永遠に攻撃を受け続けているような状況になり、防御せざるを得ません。

せっかく自分の基地である家に帰ってきたのに、心も体も休まらないのです。

 

子供が学校や習い事から無事に帰ってきたときには、今日も無事に帰ってきてくれて嬉しい、という

気持ちを込めて、「おかえり。待ってたよ。」という言葉を伝えるようにしましょう。

 

その時に、伝えたいことがあれば、子供自ら「あのね、今日・・・。」と自ら伝えてきます。

そうでない場合は、その時は深追いせず、まずは基地で体を休める環境を保証してあげましょう。

今日の出来事について聞くのは、そのあとでも遅くはありません。

 

子供が帰宅した時、一番求めているものは「安心感」なのです。

決して、「親の追及」ではありません

「あぁ、帰ってきたんだな。」と子供が思えることが何より大切なのです。

まずは、そう思える環境づくりに努めましょう。

 

話を聞くときは、「待ち」の姿勢を忘れずに

ここからが、子供との会話の大事なところです。

安心して帰ってきた後、食卓を囲む時にはやはり今日のことを聞きたくなるでしょう。

その時に、特別感を出すことなく、さり気なく聞いてみるのです。

「今日の学校は楽しかった?」と。

 

このときのポイントは、「どうだった?」と聞くのではなく「楽しかった?」と聞くことです。

「どうだった?」と聞くのはオープンクエスチョンといい、様々な答え方が考えられます。

これは、広く考えを知ることができる反面、答えにくい質問なのです。

 

これに対し、「楽しかった?」のように、YESかNOで答えられる質問をクローズドクエスチョンといいます。

YESかNOで答えることができるので、質問に対する返答のハードルがぐっと下がるのです。

会話のきっかけとして始めるには、答えやすいクローズドクエスチョンが適しています。

 

さて、この質問についてですが、以下のような返答が考えられます。

 

・「楽しかったよ。」

・「まぁまぁ。」

・「いつも通り。」

・「つまんなかった。」

・「別に。」

・「どうでもいいじゃん。」

 

などなど、様々あることでしょう。

 

ここで、大事なことは、どのような返答であっても、その返答を一度繰り返して、その次の言葉を待つ、ということです。

子供が「まぁまぁ」と答えた時には、「そう、まぁまぁだったのね。・・・・。」と繰り返して間を空けます。

相手の意見を受け入れた上で、発言する間を与えてあげることで、話したいことがあった場合、そこで口を開いてくれます。

また、空白があることで、相手はしっかりと聞いてくれているんだという実感をもたせることもできます。

これは、非常に有効な聞き方のスキルなので積極的に活用していきましょう。

このとき大切なことは、適当に相槌を打つのではなく、最大限、関心をもち、相手の次の言葉を待っていることが伝わるようにしながら言葉を繰り返すことです。

 

更に、10秒以上待っても次の言葉が出てこない場合、以下のように言葉をかけます。

「何か話すようなことがあったらいつでもいってね。」

こう優しく語りかけて、一度会話を締めるのです。

そうすることで、いつでもそのことについて話を再開させてよい、という無言のサインを送るのです。

 

こうした環境づくりの積み重ねが、家庭で心を開く土壌作りにつながっていくのです。

 

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話をしてくれた時には、まず100%受け止める

上記の環境づくりを丁寧に行っていくことで、子供は自分の心の内を語ってくれるようになるのです。

そして、語ってくれたあとの親の対応が大切になってきます。

ここで、子供の発言に対していきなり自分の意見を押し通すのでは、せっかく築いた関係が台無しになってしまいます。

 

まずは、子供の意見・気持ちを

 

「100%受け止めること」

 

これを必ず行ってください。

このとき、大事なことは、賛同したり迎合したり否定したりするのではなく、受け止めるということです。

つまり、否定も肯定もしないのです。

 

具体的に言うと、その子の発言を振り返り、そこに隠された気持ちに触れてあげるのです。

 

子「今日は友達にバカにされてぶん殴ってやろうかと思ったんだ。」

親「そうなのね。あなたはバカにされてぶん殴ってやろうかと思うくらい腹が立ったのね。」

 

このようなやり取りをするのです。

そうすると子供が続けて話をしてくれます。

 

子「そうなんだよ。腹が立ったし、それに何だか悲しかったんだ。」

親「そうなの。悲しい思いもしたのね。それは辛かったでしょうね。」

 

受け止めることで、子供が心を開いてくれるようになります。

更に会話は続きます。

 

子「本当に辛かったんだ。でも、話を聞いてもらったらスッキリしたよ。次はうまくいきそうな気がする。」

親「それはよかった。あなたがうまくいきそうと思ったならきっと大丈夫よ。」

 

このようなやり取りにつながっていくのです。

 

まずは子供の考えを受け止め認めること。

そうすることで、子供の心は救われるのです。

 

「安心感」「待つ」「受け止める」の三つの魔法で心を通わせる

いかがでしたでしょうか。

 

まずは、子供が安心して過ごせる、気持ちが追い込まれなくて済む安心感のある家庭環境を築きます。

そして、子供が話してくれるまで待つ姿勢を見せます。

最後に、話してくれたときには、子供の意見を100%受け止め、認めてあげる。

 

この三つの魔法を使うことで、今までうまくいかなかった子供との関係がずっと円滑になります。

子供は安心できる環境と、話を聞いてくれる人に飢えているのです。

 

こちらからけしかけるのではひるんでしまいます。

自ら話をしてくれなくなります。

飢えている子供たちに安心感を与え、心を開いてくれるよう、こちらが大きく構えて子供を待ちましょう。

 

この魔法を使うことで、きっと自分の言葉で語り始めてくれるはずです。

 

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管理人:みんこ

東京都を中心に児童の発達に関わり8年目。
学習・運動・心理など、幅広い面から児童の生きる力を育むためのサポートをしている。

保護者向けのアドバイスはもちろん、小学校教員や児童本人とも一緒に取り組み、一人一人がもっている力を最大限発揮できるよう尽力中。

健康オタクで健康に関するものは片っ端から手を出している。
ハマったものにはとことんのこだわりタイプ。

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