スマホ世代は悪なのか?

「最近の若い者はスマホやゲームばかりで勉強なんてできない」

先日、あるところでこんなぼやきをしている先生に出会いました。

 

その先生はスマホやゲームによって学力が低下しているのではないかと熱弁していましたが、本当にそうなのでしょうか?

確実に高まっている力もある

私が今まで多くの子供や学生と接してきて感じていることは、「視覚情報の処理能力は確実に高まっている」ということです。

 

スマホやゲームはどんどんハイテクになっています。

その結果、一つの画面に膨大な情報を表示することができるようになりました。

 

その膨大な情報を、今の若者たちは苦に感じることもなく、スラスラと読み、処理することができているのです。

 

また、都心の駅など案内表示が複雑な土地へ行っても、スイスイと目的の表示を見つけ、迷うことなく移動することができている様子を多々見かけます。

 

膨大な情報に触れることが当たり前となっている今の子供たちにとって、「多くの情報から必要なものを見つけ出す力」生きていくうえで必須の能力であり、日々の訓練(スマホ、ゲーム)によって確実に高められている能力なのではないでしょうか。

 

特に、その訓練機器の特徴から、イラストや映像に対して非常に強い処理能力を発揮する傾向にあると感じています。

 

アウトプットの弱さは気になる

しかし、高まった視覚処理能力(インプット)に対して、書く・話すなどの表現能力(アウトプット)の弱さは気になるところがあります。

 

子供の作文を見ていても、全く書けない、という子が驚くほど多いです。

 

何を書けばいいかもわからない、どうやって書けばいいかもわからない、書くことが思いつかない、といった具合に、思考停止してしまっている子が多い現実があります。

 

また、話すときにも、自分の言葉で話をできる子が非常に少ないです。

日常的な会話をしていても、最近流行のユーチューバーの受け売りや、その人が使う言葉で語っている子が多く見られます。

 

これは、スマホやゲームなどの訓練機器が受け身に特化していることが要因の一つの可能性であることは否定できないと思います。

 

随分前に、同じような内容で「テレビっ子」(ずっとテレビを見て受け身の生活をしているため、表現能力が低い子)が話題になった記憶がありますが、同じような状況だと感じています。

 

インプットは強いが、アウトプットが弱い。

結局、以前からそれほど実態は変わっていないのではないか、という気もします・・・。

(それが日本人の気質、弱点、なんて言われ方をすることもありますね)

 

結局、いつの時代も変わらない?

一昔前はテレビ、少し進んでゲーム、そして今はスマホ。

 

結局、何か電子機器が出てくると、それに理由をつけて批判がおこるのは世の常なのかもしれません。

 

ただし、子供のインプット能力とアウトプット能力に偏りがあるのは事実。

(大人もそうでしょう)

加えて、インプット能力よりもアウトプット能力が重視される時代に変化してきたことも影響しているでしょう。

 

これからの教育は、よりアウトプット能力を高めることを意識したものへと変化していくことでしょう。

(現在もすでに少しずつ変わってきていますが)

 

今の時代、「Ok,Google」や「Hey,Siri」と話しかけるだけで、世界中の膨大な知識にアクセスすることができるようになりました。

 

一人の人間が生涯をかけてインプットするよりもはるかに多くの知識を一瞬で知ることができるのです。

 

そうなると、インプットよりもアウトプットが重視されます。

自分の手元にある知識をどのように組み合わせたり表現したりするのか。

 

自分なりに知識を使いこなしていく力が必要とされていく世の中、お子さんをどう育てていくか悩みはつきないものですね。

 

育児や教育の情報も世界中に溢れていますが、私たち親世代もその知識をただ受け取るのではなく、どう生かすかを考えながら関わっていきたいものです。

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管理人:みんこ

東京都を中心に児童の発達に関わり9年目。
学習・運動・心理など、幅広い面から児童の生きる力を育むためのサポートをしている。

健康オタクで健康に関するものは片っ端から手を出している。
ハマったものにはとことんのこだわりタイプ。

野球が大好きで大のベイスターズファン。

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